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様々な形のシステムキッチン、憧れのアイランドキッチンの魅力と現実

家を建てる、もしくはリホームする時、システムキッチンのレイアウトって迷いますよね。

場所を有効に使える壁面に沿って配置するI(アイ)型、L(エル)型、カウンター型、そして奥様があこがれるアイランドキッチンです。

今の家を建てた時はカウンター型にしましたが、昔住んでいたマンションではアイランドキッチンを使ってました。

アイランドキッチンを使ってみて良い所と悪い所、そしてそのほかの形のシステムキッチンについて書いてみました。

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システムキッチンとは

システムキッチンとは水仕事をする「シンク」、食材を切ったり準備するための「ワークトップ」、食材を加熱するための「コンロ」を主に指します。

すべてを含むと一般的な大きさは2m55cmとなり、それぞれ無理なく配置される大きさです。

ほとんどの住宅メーカー(ハウスビルダー)がシステムキッチンを利用するには訳があって

  1. コンロ、シンク、ワークトップが一体化しているので動線や作業効率が高くお手入れがしやすい
  2. 調理器具や食器など収納力があり、使いやすい
  3. 大量購入することでコストダウンが出来る
  4. デザインが統一されていて見栄えがいい

という理由で採用されています。

システムキッチンのレイアウトについて

システムキッチンにはいろいろなレイアウトがあります。ただし、大量生産するためにある程度決まった形になっており、そこから選んで機材を選択することになります。

主に利用されるレイアウトには

  1. I(アイ)型
  2. L(エル)型
  3. U(ユー)型
  4. セミフロート対面(ペニンシュラ)型
  5. アイランド型

のパターンのどれかが該当すると思います。

我が家で使ったことのあるレイアウトは「I型」「ペニンシュラ型」「アイランド型」なので、この3つに絞って良かったこと、悪かったことを書いてみたいと思います。

I(アイ)型

一番スタンダードなタイプで、マンションやアパート、一戸建てまで様々な家に設置してあると思います。

I_type

以前住んでいたマンションは昭和47年に建築されたマンションで、その時からあったレイアウトをそのまま使ってました。

I型のメリットは

・省スペース

の一言に限ります。狭いアパートやマンションでも取付できますので、アパートなんかはコレ一択では無いでしょうか?

I_Type_apart

アパートとかでよくみるタイプですね。

稀にとても幅広いI型も見られますが、ワークトップがとても大きくなるので二人で並んで作業したりすることが出来ます。色々コメントを見てると夫婦で料理をする方や、親子で料理をする方によくみられるスタイルです。収納も広くなりますので食器棚を置かずにすべてキッチンの中に収納される方もいらっしゃいます。

ペニンシュラ型

最近よく見るアイランド型とI型のいい所どりをした形になります

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ペニンシェラ型のメリットはアイランドキッチンと同じように対面キッチンを実現できる事です。家族とのコミュニケーションも取りやすく、アイランド型に比べればスペースも余りとることはありません。

デメリットとしては、アイランド型と同じなのですが、上部が収納として使えないので、収納能力が劣ります。必ず食器棚が必要になってきます。

•我が家のキッチンはペニンシュラ型

peninshera

元々設計をした段階で、完全注文住宅ではなかったので、ビルダー指定の「Panasonic、トクラス、リクシル」の中から選択しなければならなかったため、床材やドアなどの色味を合わすためにPanasonicを選択し、対面で、手元を隠したかったため、ステップ型の物にしました。更にステップの上段の奥行きを広い物にすることで、料理の受け渡しもスムーズになり、対面側は収納にすることができました。

それ程深さは無いので食器は置けないのですが、何せ高さが1m、幅が2m以上あるのでかなりの収納能力があります。

ついたてがわりになる物が無いとシンクの水が飛んだり、食材が飛んだりするには、以前アイランドキッチンを使っていた時のデメリットでわかってたので、それを避けるためでもありました。

•ペニンシュラ型のデメリット

デメリットはアイランド型より場所が取らないとは言えやはり大きいです。

そのためダイニングとのレイアウトのバランスをよく考えて設置する事が必要になってきます。

後は部屋の中にコンロが来る事で換気扇の性能を高性能な物にする必要があります。

どうしても匂いが回り込んでしまうので、空気の流れを考えて窓のレイアウトなども考える事も必要です。

我が家では別途換気扇を追加して匂いを広がる事を防いでいます。

アイランド型

主婦の皆様に人気のアイランドキッチンです。賃貸ではまず見られないタイプです、なぜなら各メーカー取り扱っているシリーズが中高級クラスしかラインナップが無いので当たり前です。

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我が家では前に住んでいたマンションではアイランドキッチンを使っていましたのでメリットもデメリットもよくわかります。

メリットは

コミュニケーションがとりやすい

コミュニケーションを取りやすい事が第一にあげられます。これはペニンシュラ型でも同じなので決定的な差別化にはなりません。

我が家ではワークトップを大きく張り出すことで、ちょっとした食事なんかはワークトップ上で食べてたりしてました。

レイアウトの自由度

やっぱり1番のメリットはデザイン性とレイアウトの自由度が高いと言うことに尽きるのでは無いでしょうか?

左右にスペースを開ける事で自由に回り込む事も出来るし、シンクとワークトップ、コンロとレイアウトを変える事もできるし、スペースが許せば長大なワークトップを持つキッチンも作れます。

デメリット

大きい

やはり大きいです。レイアウトの自由度が高いと書きましたがそれはそのレイアウトに耐えうるだけの家の大きさかどうかにかかっています。

アイランド型にするには左右を開ける必要があり、人が通れるだけのスペースを確保するとなると最低50cm、出来れば80cmは必要になります。そうすると自ずとキッチンにそれだけのスペースが無いとただキッチンが偉ばってる狭い部屋と言うことにもなりかねません。

マンションでもアイランド型キッチンを採用しているマンションは高額になるケースがとても多く又、取り扱っている件数も少ないです。

設置環境の制約

システムキッチンを設置するためには「ガス」「水道」「排水」「電気」これだけの設備を取り付けなければなりません。アイランド型は他の形と違いすべて壁際ではない部分に配管などを持ってこなくてはならないため設置環境に制約が出てきます。

一戸建てならあまり問題に無い場合が多いと思うのですが、マンションだと「排水」「排気」がネックになってきます。「排水」は共同下水配管迄ある程度の角度が無ければ水が流れて行きませんし、「排気」も外に出す場合は長い排気経路が必要なのと、天井裏に大きなスペースが必要になるため1階あたりの高さが大きくなるためビルダーが嫌がるケースが多いです。

なにより、そのあとリホームする場合でもアイランド型から選ぶ必要が出てきます。別のレイアウトにすることも可能ですが、天井や床下など大規模なリホームが必要になってきます。

現物確認出来ない

実物を確認するために普通ショールームに行くのですが、場所を取るためショールームでの展示があまりありません。それほど沢山販売数が無いアイランド型より、一般的なI型や人気のペニンシェラ型を展示する方がスペース効率がいいためだと思います。同じ理由でかなりゆったりしたスペースを用意しなければアイランド型の見栄えが良くないので、展示を避ける方向になります。我が家ではタカラスタンダードのアイランド型を選択しましたが、東京に1台だけ展示があるのみでした。

実際導入する場合でも中々イメージが付きにくく、無理して設置すると意外な盲点になりかねません。

周辺が汚れる

一方でも壁があればそれほど飛び散らない汚れも、アイランド型だと周囲に汚れが飛び散りやすくなります。特にコンロがある場合は炒め物をした時には盛大に飛び散ることになります。当然仕切りを立てればその辺りは大分軽減されるのですが、あまり大きな仕切りを使うと見た目が良くありません。

まとめ

我が家では以前住んでいたマンションのリホームでアイランド型キッチンを選びました。それでも設置スペースと排気スペースの関係でワークトップとシンクのみアイランド型にしました。

この形だと何が不便かというと、ワークトップで下ごしらえした食材をコンロに移すときどうしても床が汚れる、動線が長くなるという不便さがありました。

また、キッチンルームの幅もそれほど大きくないため、片方を30cm程度しか開けなかったため、アイランド型のメリットである周回性が無くなってしまいました。

アイランド型というのは奥様のあこがれる形ではありますが、スペースがネックになったり、使ってみてわかる事が沢山あります。ショールームの用に綺麗に見せるためにはワークトップの整理整頓も必要です。

値段も高くなりがちです。昔クリナップから出ていたオールステンレスのアイランドキッチンなんて数百万で重さが1t(1000kg)超えていたというので、価格もそうですが、それを支える床の補強もかなりの物が必要だと思います。

良く考えて選択すればそれは素晴らしい見栄えを約束出来ますが、それを維持管理するためには努力が必要だと言うことを考えましょう。

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