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吹き抜け図面

新築で憧れの吹き抜け、ココだけはやめておいた方が良かった事

吹き抜け、家を新築する時に皆あこがれる間取りプランの一つだと思います。

高い天井高を行かした開放的な作り、日光を十分にとれるため何倍も広く感じます。

でも吹き抜けにはメリットだけではありません、デメリットも色々あります。我が家では玄関を吹き抜けにしたのですが、メリットもありましたが、思いもよらないデメリットがありました。ここでは我が家の実例で吹き抜けのメリット、デメリットを紹介したいと思います。

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吹き抜け間取りのメリット

吹き抜け間取りのメリットとして一番に挙げられるのが、開放的な空間が得られるという事です。通常一戸建ての場合、天井高は大体240cmですので、吹き抜けをすると約5mもの高さになります。これだけあると視界は上方にも伸びてくるため開放感はとてもあります。

天井高が高いということはそれだけでたくさん日光を取り入れることが出来ますのでそれだけ部屋を明るくできます。都会の一戸建てだと囲まれやすい家になってしまい1階部分は十分な日光が当たらないときがありますが、吹き抜けにすることで日光を取り入れる量を増やすことが出来ます。

吹き抜けはあらゆる間取りプランで出てくるのですが、単純にカッコいいということで、来訪者にとってかなりインパクトのある間取りになります。

吹き抜け間取りのデメリット

吹き抜け間取りのデメリットとしては一部メリットの裏返しになるのですが、日差しを遮るような仕組みが必要になってきます。特に南向きだったり西向きだったりすると長時間日光が入り込む形になるため、何らかの対策が必要になってくる場合があります。

吹き抜け間取りのデメリットのもう一つとしては日ごろの手間が色々増えるという事です。高い位置に窓があった場合拭き掃除をするだけでも大変です。

と言うより我が家では吹き抜けの窓は建築してから拭いていません。というより拭くためには長い梯子が必要なので梯子も購入せずに今に至っています。よくあるシーリングファンなんかは拭き掃除するためには専門の業者を呼んだり、昇降するタイプの物にしたりと色々コストがかかります。冷暖房に関しても十分な能力のエアコンを用意するためのコストと電気代のコストも多くかかります。

吹き抜け間取りを採用する場所

吹き抜けという言葉には魔力があります。住宅展示場で見るリビングの吹抜けとは物凄く相性が良いので開放感がありぜひ採用したいと思います。他にも意外な場所としては階段を吹き抜けにするプランも割と多く存在します。最近はやりのロフトもある意味吹き抜けの一部でしょう。それぞれ特徴があると思います。

我が家の場合の失敗

我が家が吹き抜けとして選択した場所は「玄関」でした。ココは私の個人的な希望で作ったのですが、結果的に失敗だったと思っています。失敗だったと思った理由は

  • 大きさが3帖という中途半端なサイズ
  • 玄関の滞在時間は短い
  • 吹き抜けにすることで2階の部屋の採光が悪くなった
  • 日々のメンテンスが出来ない

という4項目があります。

まずは3帖という中途半端なサイズですが、吹き抜けをするためには最低6帖は欲しいです。なぜなら3帖では人間の目線は左右よりも上下は視野が狭いので小さなサイズだと上の吹抜けの開放感が得られません。

実際我が家に来る人はこちらが言わないと玄関が吹き抜けであることをわからない場合がほとんどで、気が付かないことが多いです。住宅展示場の人も言っていましたが、開放感を感じるために吹き抜けをするなら6帖以上が必須だと思います。

次に玄関は滞在時間が短いという所もあります。お客さんの対応するにしてもそれほど時間をかけることが無いので、お客さんが開放感を味わう時間が少ないです。どうせならもっと開放感を感じる時間が長い場所で吹き抜けを採用した方がやった甲斐があります。

吹き抜けにすることで2階の部屋の採光が悪くなりました。これは間取りでどうしようもないのですが、我が家は細長い家ですので、部屋の前に部屋が出来てしまう形になるのでどうしても窓がふさがれてしまいます。おまけに南向けだったことも災いし、一番光が入ってくる方角だったのが良くなかったです。おかげで玄関は南向けなのでとても採光はよいのですが、その分部屋が犠牲になった形です。

日々のメンテナンスも吹き抜けは難しいですね。先に書きましたが、窓は2年以上たった今でも拭いたことが無いです。長い梯子を用意するか、長いモップを用意するかどちらかでしょうが、幸いにして目の高さに窓が無いので汚れが目立ちません。

玄関吹抜け写真1

我が家の吹抜けの1階部分

玄関吹抜け写真2

2階部分

成功した所

逆に成功した所は

  • 玄関が南向けなのでとても明るい。
  • 見上げるとやっぱり開放感がある。
  • 標準オプションの範囲だったので差額が発生しなかった。

と、まぁ吹き抜けにすることで得られるメリットのそのまんまなのですが、何せ南向けの吹抜けなので、昼間は晴天雨天関係なくとても明るいです。

昼間はまず照明を付ける必要が感じられません。次になんだかんだでやっぱり見上げると開放感があります。我が家は玄関に大きめのエコカラットを付けたので目線誘導が若干でも出来たので、狭いながらに開放感はあります。

吹き抜けは標準仕様だったので、付けても付けなくても建築費用は変わらなかったので、選択したのですが、結果的にそこが無理して吹き抜けを作ってしまった結果でした。もし別に費用が発生する場合は吹き抜けを採用することはなかったと思います。

まとめ

玄関を吹き抜けにする場合は必然となる理由を考えましょう、玄関でも問題ない場合はあると思います。例えば2階の廊下に直結した形の吹抜けとかだったら日が当たりにくい廊下にも日が入りやすいと思います。やっぱり吹き抜けの王道はリビング、ダイニングだと思います。リビング、ダイニングだと滞在時間が長く、特に昼間は照明の必要性もあまりないと思います。でも、リビング全体を吹き抜けにすると光熱費もかかりますし、建築費用も増えてしまうので、このあたりはバランスをとって進めた方が良いかと思います。

間取りでの吹き抜けは新築する場合のやってみたいことの上位に入ると思いますが、ココにあることが必然である場所に最適に設置するととても効果を発揮すると思います。ぜひよく考えて間取りに取り込むか、考えましょう。

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